ロールオーバーって何?

FXの基礎知識として出てくるロールオーバー。

勉強してきた人でも改めて説明を求められたら、うまく説明できない用語のひとつかもしれません。

今回はロールオーバーにより証拠金が増減する仕組みを説明します。

 

FXは2営業日後に決済する

インターバンク(金融機関同士が取引する外国為替市場)の取引では、取引が成立した営業日から2営業日後に資金の受け渡しが行われる決まりになっています(株式取引では4営業日に決済が行われて、現金と株券の受け渡しが行われます)。

1米ドルが100円の時、1万米ドルを月曜日に買ったら水曜日には100万円を渡さなくてはいけないのです。2営業日が、お金を用意する猶予期間というわけですね。

いつも2日後に決済しなければならないとなると、かなり不便です。そこでFX業者は「ロールオーバー」というシステムにより決済の期日を先送りできるようにしています。

 

決済の期日の先送り

例えば月曜日に1万米ドルを買ったとすると、水曜日に決済しなくてはなりません。

しかし、翌日の火曜日にその1万米ドルを売ってすぐに買い戻すと、その取引の決済日は木曜日に延びます。

この作業を毎日FX業者が行っているので、実際に必要な資金の決済日は毎日繰り延べられ続けて、ポジションを持ち続けることができるのです。

この一連の取引を「ロールオーバー」といいます。

ロールオーバーとは、簡単に言えば、取引をした2営業日後の資金の受け渡しの前にポジションを決済して、また同じポジションを持つということです。

 

ロールオーバーと為替変動

一般的に、ロールオーバーはニューヨーク時間の午後5時(日本時間の午前7時、夏時間は午前6時)をまたぐポジションが対象となります。

買いポジションを持っている場合、ロールオーバーをした時点で売って買うというプロセスを同時に行っているため、この時点での為替レートで証拠金が計算され、残高にその結果が反映されます。

つまり、ロールオーバー時に買い戻したレートが前日と同じでない限り、証拠金の増減が生まれることとなります。

 

ロールオーバーができないと…

ロールオーバーとは、簡単に言ってしまえば「決済先延ばしのシステム」です。

このシステムがないと、ポジションを2日以上持ち越すことができなくなってしまいますので、長期的にスワップ金利を得ていくタイプのトレードをすることが難しくなります。

ロールオーバーができるおかげで、スワップ狙いのトレードが可能になっているわけですね。

ロールオーバーはFX業者が行ってくれることなので、取引する側が何かするということではありませんが、
知識として知っておいてもいいかもしれませんね^^

 

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