プログラマーやWebコーダーなど、Web系の仕事について調べると、
「ずっと勉強し続けないといけない」
「技術が好きじゃないと続かない」
そんな言葉をよく目にします。
でも正直、働いている人全員が技術オタクかというと、そんなことはありません。
技術そのものに強い興味があるわけじゃない人、勉強し続けるのがしんどくなっている人も、たくさんいます。
私はWebコーダーになるための勉強はかなり頑張りましたが、入社してからは勉強は「最低限」にしています。それでも3年間、仕事が回らなくなったことはありません。
この記事では、「Web系だけど勉強は最低限」という私のスタンスと、それでも問題なく働けている現実について書いてみます。
この記事では、「最新技術を追わなくても、最低限の勉強で仕事を回していく」という現実的な働き方について、実体験をもとにまとめます。
最新技術を追うのに疲れるWeb系社会人が増えている理由

Web系の仕事をしている人の中には、「勉強し続けなきゃいけないのがしんどい」と感じる人は少なくありません。
その背景には、個人の努力不足では片づけられない理由があります。
技術の流行スピードが異常に早い
Web業界の技術は、新しいフレームワークやライブラリが次々と出てきて、数年前に「主流」と言われていたものが、あっという間に古いもの扱いになることも珍しくありません。
しかも、それらすべてが現場で使われるわけではありません。
「流行っている」と「仕事で必要」は、必ずしも一致しないのが現実です。
流行のスピードに疲れてしまうのは、能力が足りないからではなく、単純に量が多すぎるだけ。
ここを勘違いすると、無駄に自分を責めてしまいます。
「勉強してないと置いていかれる」という空気がある
SNSを見ていると、
「今日は◯時間勉強した」
「新しい技術をキャッチアップした」
そんな投稿がたくさん流れてきます。
あれを見るたびに、「自分は何もしていない」「このままだと置いていかれるのでは」と不安になる人も多いと思います。
でもSNSに流れてくるのはやる気満々の一部の人の声です。
実際には、黙々と仕事をこなし、最低限の勉強だけで働いている人もいます。
ただ、その人たちはわざわざSNSで発信しないだけです。
「勉強していない=終わり」みたいな空気は、SNS特有の幻想に近いものだと思っています。
本業+勉強の両立が辛い
毎日仕事をしていると、それだけでクタクタになります。
一日働き終わった時点で、もうエネルギーが残っていない、という人も多いはずです。
そこに「毎日勉強しなきゃ」「休日も技術に触らなきゃ」と上乗せすると、しんどくなるのは当然です。
それを何年も続けられる人は、かなり限られています。
本業と勉強を完璧に両立できないのは、甘えではありません。
生活と仕事を回すだけで、もう十分頑張っています。
私が勉強している範囲は「業務で必要な最低限」だけ
業務で必要になったことだけを、その都度調べるスタイル
私が勉強しているのは、基本的に「業務で必要になったことだけ」です。
新しい案件で触る可能性が出てきたもの。
修正対応で分からなかった書き方。
ディレクターやエンジニアから「これできる?」と聞かれたこと。
そういったものを、その都度調べるというスタイルです。
いわゆる最新技術を追いかけるような勉強はしていません。正直、興味もないので。笑
事前に幅広くインプットしておく、というよりは、「必要になったら調べる」スタイルです。
勉強はすべて業務時間内。業務外では一切しない
しかも調べるのは、絶対に業務時間内だけです。
作業の合間の暇な時間や、実装に入る前の確認として調べることが多いです。
業務時間外に毎日勉強するとか、休日にコードを書くとかは一切していません。
それでも今のところ仕事に支障はありません。
追っていないもの|最新技術・トレンドを見ない理由
私は、技術トレンドを追いかけることは全くしていません。
新しいフレームワークが出た、ライブラリが流行っている、といった話題も、あまり見ていません。
「これ知らないとヤバい」「今すぐキャッチアップしないと置いていかれる」みたいな煽り情報を見ると、不安になる人も多いと思います。
でも私は、そういう情報自体をなるべく見ないようにしています。
自分の業務に直接関係ないものまで追いかけ始めると、焦りだけが増えて消耗してしまうからです。
知らないことがあることはいけないことではありません。
必要になったら調べる、それで十分だと思っています。
Webコーダーだからといって技術に興味がないといけない、なんてことはないと思っています。
このあたりの感覚については、こちらの記事でもう少し詳しく書いています。

それでも仕事は回っている現実【3年間働いて分かったこと】
3年間このスタンスで働いてきて思うのは、会社で求められるのは「最新技術オタク」ではない、ということです。
会社で評価されるのは、最新技術よりも実務力
実際に評価されるのは、次のような実務的な部分です。
- ちゃんと動くものを作れる
- 期限を守れる
- 作業が安定して早い
- 適切な報連相ができる
会社としては、トレンドを語れる人よりも、「安心して任せられる人」の方が重宝します。
最新技術を知らなくても、求められている役割をきちんとこなせていれば、仕事は普通に回ります。
すべてのWeb系現場が最先端を求めているわけではない
もちろん、最先端を追い続けるのが求められる現場もあります。ただ、すべてのWeb系の仕事がそうではありません。
少なくとも私のいる制作会社では、「勉強していないから困った」「最新技術を知らなくて詰んだ」という場面は、ほとんどありません。
日々の業務で必要なことをこなし、安定して仕事を回せていれば、それで十分評価される環境です。
消耗しないために意識していること【無理なく続けるために】
勉強を「義務」にしない
私の性格上、興味がないことを頑張り続けるのは本当に苦手です。
だから勉強を「やらなきゃいけない義務」にしてしまうと、一気にしんどくなります。
なので、「勉強しなきゃ」という意識は捨てています。
必要になったときに調べる。それ以上のことは無理にやらない、というスタンスです。
仕事とプライベートをきっちり分ける
もうひとつ大事にしているのが、仕事とプライベートをきっちり分けることです。
朝は出社ギリギリまで仕事のことを考えないようにし、退勤して会社を一歩出たらもう仕事のことは考えません。
もちろん、憂鬱なことがある時などは頭から離れないこともあります。
それでも、なるべくプライベートの時間を守るようにしています。
細く長く続けて生活を安定させることを重視しているので、なるべく消耗しないように、エネルギーを温存して働くことを日々意識しています。
最低限の勉強でやり過ごすのも立派な生存戦略
Web系の仕事だからといって、常に最新技術を追い続けなければいけないわけではありません。
仕事に必要な分だけを選んで取り入れ、無理なく回していくというのも、ちゃんと考えたうえでの立派な戦略だと思います。
人によってキャパシティやストレス耐性は違います。
全力で走り続けられる人もいれば、ペースを落としたほうが長く続く人もいます。
どちらが正しい、という話ではありません。
私自身、「最低限」でやり過ごす働き方を選んだからこそ、消耗しすぎず、生活を安定させながら仕事を続けられています。
仕事は人生のすべてではありません。
自分のキャパに合ったペースで、無理なく続けられる道を選ぶ。
このような「最低限の勉強でやり過ごす」という選択も、十分アリだと思います。


