Webコーダーは楽な仕事なのか、それとも大変な仕事なのか。その答えは“人による”ですが、向き不向きはかなりはっきり分かれます。
私は未経験からWebコーダーとして正社員になり、もうすぐ4年目になります。
この記事では、実際に数年働いてみて「どんな人に向いている仕事なのか」「逆に合わないと感じるのはどんな人か」を、かなり正直にまとめます。
未経験からWebコーダーを目指す際の注意点もまとめているので、Webコーダーを目指すか迷っている人や、「Web系って楽そうだけど実際どうなんだろう」と思っている人の判断材料になれば嬉しいです。
Webコーダーのリアルな楽な点・辛い点については、こちらの記事でも詳しく書いています。

Webコーダーの仕事内容

まずはWebコーダーの実際の仕事内容についてです。私の1日のスケジュールはこんな感じです。
- 10:30 メール確認、今日やるタスクをチェック
- 10:45 既存サイトの修正依頼の対応
- 11:00〜11:30 週一回の進捗会議
- 11:30〜13:30 新規案件のコーディング
- 13:30〜14:30 お昼
- 14:30〜16:00 コーディングの続き
- 16:00〜17:00 打ち合わせ
- 17:00〜19:00 コーディングの続き
- 19:00 メール確認して退社
1日の大半は、ひたすら黙々とコーディング作業をしています。
その合間にメールやタスク管理ツールを確認して、新しい依頼や急ぎの修正があれば対応する、という流れです。
クライアント等社外の人との直接のやりとりは基本的になく、窓口はディレクターが担当します。
たまに社内の打ち合わせが入りますが、内容は今後の案件のスケジュールや内容確認、「こんな依頼が来てるが実装可能か?」などの相談です。
私の会社では、制作部署のフロアには外線を置いていないので電話対応は内線のみです。
電話が苦手な人にとっては、かなり働きやすい環境だと思います。
向いている人/向いていない人の特徴
実際に働いてみて感じた、Webコーダーに向いている人・向いていない人の特徴はこんな感じです。
Webコーダーに向いている人
Webコーダーに向いているのはこんなタイプです。
- 黙々と作業するのが好き
- 一日中人と喋らなくても大丈夫
- 無駄なことが嫌い
1人でデスクに向かって黙々と作業したい人にはうってつけの職業です。出勤してから退社まで誰とも話さない日もザラにあります。
また、効率化が好きな人にも向いています。
よく使うコードをメモしておいて再利用したり、作業を自動化したりすることで作業スピードが上がり、それが評価や年収アップにつながることもあります。
Webコーダーに向いていない人
逆に、あまり向いていないと感じるのはこんなタイプです。
- コミュニケーションをとりながら働きたい
- 同じ作業を長時間続けるのは苦手
- デザインや表現で個性を出したい
ワイワイ雑談しながら働きたい人や、常に誰かと意見交換していたい人には向いていません。
黙々と同じ作業を続ける時間が長いので、集中力が続かない人や、細かい作業が苦手な人は辛いと思います。
また、会社にもよると思いますが、私の会社ではCMSで構築する案件が多いので、見た目の美しさを追求するというよりは、実装しやすいコードを書くことが重要です。
デザインで自己表現したい人には物足りなく感じるかもしれません。
「働き方は魅力的だけど正直Webの技術にはそこまで興味がない…」という方もいると思います。技術に興味がなくてもWebコーダーとしてやっていけるのかどうかは、こちらの記事で正直に書いています。

未経験からコーダーになる方法は?
ここまで読んで「自分は向いてるかも」と思った方に向けて、私の経験を踏まえて未経験からWebコーダーになる方法についても触れておきます。
私は、前職が建築業界の事務で、ITとはほぼ無縁の状態からスタートしました。
Webコーダーには、大きく分けて『客先常駐』と『自社勤務』の2パターンの働き方があります。
未経験OK求人の多くは「客先常駐」という現実
「完全未経験OK」のWebコーダー募集は普通に見つかりますが、客先常駐が多い印象です。
客先常駐の場合、プロジェクトごとに勤務地や働く環境が変わることがあります。
職場の人間関係や業務内容も案件次第で変わるため、環境の変化が続きやすい働き方です。
私はこの点に不安を感じたため、最初から自社勤務の会社を狙うことにしました。
自社勤務で完全未経験OKの求人は少ないですが、全くゼロというわけではありません。
客先常駐でもやっていけるかの判断チェックリスト
未経験からWebコーダーを目指すときは、会社選びの前に「自分に合う働き方」を整理することが重要です。
以下の項目について考えてみてください。
- 環境や勤務地が変わっても、そこまでストレスを感じない
- 多少忙しくても、とにかく早く実務経験を積みたい
- 最初は年収が低くても割り切れる
当てはまる項目が多い人は、客先常駐の会社も現実的な選択肢になります。
未経験から実務経験を積みやすいという点では、メリットもあります。
一方で、環境の変化や人間関係のリセットが負担になる人にとっては、かなり消耗しやすい働き方でもあります。
自社勤務のWebコーダーが向いている人の特徴
次のような人は、客先常駐よりも自社勤務の会社の方が向いています。
- 勤務地や働き方は、なるべく固定されていた方が安心
- 一つの会社で腰を据えて成長したい
- 人間関係や職場環境の変化が苦手
- 長期的に同じ分野でスキルを積みたい
自社勤務は求人数が少ない分、最低限のスキルやポートフォリオを重視される傾向があります。
未経験でも「何ができるか」を具体的に説明できる状態を作っておくことが重要です。
未経験でも最低限やっておきたいこと
どの働き方を選ぶにしても、完全な知識ゼロの状態では採用されにくいのが現実です。
最低限、次のポイントは押さえておくことをおすすめします。
- HTML・CSSの基礎を理解している
- 簡単でもいいので、自分で作ったWebサイトがある
- コードを写すだけでなく、構造を説明できる
私はHTMLとCSSを独学で学び、簡単なWebサイトを2〜3個作ってポートフォリオとして提出しました。
この程度でも「未経験だけど伸びそう」と判断してもらえるケースはあります。
最低限の知識があることは前提になるので、インターネット上の教材や本での学習で基礎から身につけるのがおすすめです。
まとめ
Webコーダーは、黙々と働きたい内向型の人に向いている職業だと思います。
文系・未経験から目指せる「一人作業多め」の仕事の中では、比較的ハードルは低い方だと感じています。
ただし、向き不向きはかなりはっきり分かれる仕事でもあります。
「楽そうだから」という理由だけで選ぶと、意外としんどく感じるかもしれません。
実際に、私の同僚でも「もっとコミュニケーションをとりながら働きたい」「黙々と作業し続けるのが苦痛」という理由で転職していった人がいます。
もし、「そもそも会社で働くこと自体が合わないのかもしれない」と感じているなら、以下の記事で「なぜそう感じるのか」を自分の中で言語化してみてください。

この仕事が合うかどうか、自分の性格や働き方の好みと照らし合わせる材料として読んでもらえたら嬉しいです。


